どんなおはなし?
大学を卒業してジャーナリストを目指してN Yにやってきたアンドレア(アン・ハサウェイ)。紹介された面接先はなんと「ランウェイ」という大手ファッション雑誌。
おしゃれに無頓着だったアンドレアだったが、なぜか編集長のミランダ(メリル・ストリープ)の第二秘書として働くこととなる。
しかしミランダの横暴な仕事の振り方に翻弄され、第一秘書からは笑われ、ついにミランダから「失望した」と言われてしまうアンドレア。
落ち込む彼女に、同僚のナイジェル(スタンリー・トゥッチ)にオシャレを指導してもらい、火の付いたアンドレアはバリバリと仕事をこなし、ミランダから認められるようになる。
一方で、私生活では恋人や友人から見放されていくのだった・・・
本格的なファッション映画
軽いコメディのようでありながら、しっかりとしたファション業界を感じられる作品です。
というのも、原作の小説の作者は、ミランダのモデルと言われている「ヴォーグ」誌のアナ・ウィンターの秘書を10ヶ月務めていた経験があるそうで、実体験をもとに書かれている部分もありそうですよね。
また作中で、ダサいアンドレアが着ていたブルーのセーターについてミランダが、その色がどのようにして初めてブランドで使われ、こうして大量に流通するようになったのかとか説得力が素晴らしく、また、雑誌のコーディネートを選ぶときに、え?それ?というドレスをミランダが取り、ベルトやジャケットをコーディネートしていくと、あら不思議、それを着たトップモデルカッコ良さそう・・・って思ってしまうので、トップに君臨する女王ってすごいなと思ってしまいました。
メリル・ストリープVSアン・ハサウェイ
どちらの演技も本当に素晴らしい!特にメリルは良かった。コメディもホントうまいんですよね、この人は。
こんなに横暴なのに、なぜか憎めない。
アン・ハサウェイは変身してからが超美しい!顔の半分目なんじゃないかってくらい目が大きい。
スタンリー・トゥッチによるスタイリングがおしゃれで、何通りもの高級ブランドのコーディネートを拝めます。
ホント、この映画のために何着の服とバッグと靴を用意したのかなって思う。
仕事のモチベ、着地点
アンドレアがおしゃれに目覚め、段々仕事ができるようになっていくサクセスストーリーも気持ち良くてみる人に仕事へのモチベーションやおしゃれする意欲を与えてくれます。
そしてその情熱は結局「なりたい自分」に向けられたとき、一番輝くものだと思いました。
良い映画でした。
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