彼は秘密の女ともだち

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映画ファッション

至高の女性を通して繋がった男女

どんなおはなし?

ローラという美しい女性の死で物語は始まる。7歳の頃から親友だったクレールは、ローラの残した幼い娘と、夫のダヴィッドを見守ると約束。ある日家を訪れるとそこには女装したダヴィッドが!新しくできた秘密の女友達と、クレールの密会が始まる。

フランソワ・オゾンの絡み合う恋愛模様

フランソワ・オゾンの映画って恋愛が絡み合いますよね。この映画も実に複雑で、ローラという至高の美に憧れたクレールとダヴィッドが惹かれ合うという複雑な絡み具合。クレールの旦那さんは至ってノーマルなのだけど、「ダヴィットってなんか女性っぽくない?」とか「結婚前はローラとクレールの仲を疑っていた」とかなかなか鋭いところもある。

ファッション見逃すなかれ

クレールのファッションがいかにもフランスらしくシンプルで全部かわいかったです。ピーターパン襟のモノクロのブラウスや、赤や黒の胸が大きく空いたドレス。普段のパンツルックもオシャレ。オシャレするダヴィッドの影響でルージュをひくクレールが一瞬で女らしく輝く演出は見事!

ロマン・デュリスの女装

この映画で「リリーのすべて」「私はロランス」を思い出しました。「わたしはロランス」のメルヴィル・プポーは「ブロークン・イングリッシュ」でファンになった俳優。そして「リリーのすべて」のエディ・レッドメインも好きな俳優。そしてこのロマン・デュリスも好きだったんですけど、なぜかわたしの好きな俳優さんは女装する役、もしくはゲイ役をされるのです。ベン・ウィショーとかも(彼は実際にゲイを公表しています)。ソフトな雰囲気が好きなのだろうか。不思議です、ロマン・デュリスは女装はちょっとゴツかったけど、男性ファッションの時は線が細くてソフトに見える。演技がとても良かったです。

恋愛の多様性について

恋愛には本当に色々な形があります。

この映画では、ローラという至高の女性を愛していた、トランスジェンダーの男性(自分は女でありたいと思っているが恋愛対象は女性)、ローラを愛していた女性(恋愛対象は男だが、ローラには特別な感情があった)が、奥底の自分を見つけて繋がり、お互いを愛していく。うーん、オゾン流!

何でもありなんです。

愛さえあれば!

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