今年(2023年)は、ブルース・リーが亡くなってから50年となります。
1973年7月20日、リーの突然の死に世界は驚かされました。
今月、各メディアでは、様々な形で、彼を偲ぶための企画がありました。
そこで、彼の代表作「燃えよドラゴン」をもう一度鑑賞してみました。
その前に、主演の「ブルース・リー」の魅力についても触れておきます。
ブルース・リー(李 小龍)は、俳優であるとともに、中国武術家、武道家でもあります。
その鍛え上げられた肉体美と強さは、映画の中でも存分に発揮されてますが、ルックスもかなりイケてますよね。
「燃えよドラゴン」で、アクションスターとして世界的に有名になったとき、彼はすでに亡くなっていました。その悲劇的な生涯もまた、皮肉なことに彼の魅力のひとつとなっています。
どんなお話
香港裏社会の支配者ハン(シー・キエン)の主催する、武術トーナメントが、彼の所有する島で開催されることになりました。ハンは、かつてリー(ブルース・リー)と同じく少林寺で武術を学びながらも悪の道に手を染めて破門となっていました。
国際情報局からリーにトーナメントへの参加を口実に、犯罪行為の疑いがあるハンの島を探って欲しいという依頼があります。最初、リーは、これに消極的でした。ところが、帰郷した際に、数年前、ハンの手下に妹が殺されたことを知らされると、復讐に燃えるリーは、単身トーナメントに参加することになりますが・・
みどころ
本作品は、1973年に公開されるや、世界中にカンフーブームを巻き起こしました。リーの主演作は5作しかありませんが、のちの映画やサブカルチャーに与えた影響は計り知れません。
印象的なテーマ曲も、当時ヒットチャート1位を記録し、いまだに様々なところで使われています。
アクション・シーンは、リー自らが演出しています。見せ方が、とにかく素晴らしいです。
ヌンチャクを使ったシーンはもはや伝説ですね(笑)この武器を最初から準備していたのではなく、敵から奪い取る演出も自然でした。
特に、最後のハンとの決戦では、鏡を万華鏡のように使った演出では、相手がどこから攻撃してくるのかわからないハラハラドキドキの展開です。
リーのアクション・シーンは、ノースタントで演じられています。これほど速く、美しく、かっこよく動けるのは、彼ならではであり、このような映画は、もう出てこないと思います。
もし、本作品をご覧になっていなければ、この機会に是非ともご覧ください。
燃えよドラゴン ディレクターズカット(Amazon Prime)
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