「RRR」のラージャマウリ監督の初期の作品を見てみました！
どんなおはなし？
NGOで働く美人の隣人ビンドゥに、ずっと片思いしているジャニ。
なんとか振り向いてもらおうと、あの手この手で口説きますが無視される毎日。でも、常にポジティブなジャニに、ビンドゥも段々と彼が好きになっていき、ついに想いを伝えようとしたその日！
ビンドゥの美しさに目をつけていた悪徳実業家の社長スディープに、ジャニは殺されてしまいます。
しかし、なんとジャニはハエに生まれ変わって復讐を誓うのでした！
ハエに生まれ変わるって！笑
最初、ざっくりとした内容は知っていたんです。
いや、ハエに生まれ変わるって！笑
と思っていました。
ハエというとどうしても、名作「ザ・フライ」が思い浮かびます。
ジェフ・ゴールドブラム主演のとってもダークで恐ろしいホラーで傑作でした。
しかし、「マッキー」では、とってもキュートなハエに生まれ変わり、殺虫剤対策のマスクをつけたり、筋トレして強くなったり、そういったコメディ要素たっぷりなのです。
綿棒で筋トレするジャニ。
生まれ変わりもののストーリーとして、全体的には良くある内容です。脚本だけ見たら面白くないんじゃないかな？と思うのに、ほんとうに面白かったです！
ラージャマウリ監督の、独特の世界観
冒頭30分くらいは、ちょっと時代遅れのような、お話や映像が続き、この辺りで躓くかた、多いと思います。
現に私も、そうでした。
しかし、そこを乗り切ると、想像もつかないアクションや、映像に心を持って行かれること間違いなし！
インターバル前後の映像なんて、本当に痺れます！
この、ちょっとダサめの演出と、めちゃくちゃカッコいい映像のアンバランスは、あんまり味わったことのない、まさにラージャマウリのオリジナル！
また、コメディ要素や、ホラー、アクション、ディズニー、マフィアなどなど数多くの要素がごった煮で、個人的な感想としては、初めてタランティーノ作品を見た時くらいの衝撃がありました！
見終わった後はお腹いっぱいになります笑
総合評価
脚本では、10分に一回、観客の心拍数を上げる場面を入れたとのことですが、それくらい、特にジャニがハエになってからは、飽きることのない映画です。
そんなバカな、、、とツッコミどころは数あれど、ぐんぐん場面が変わり、そんなことも考えさせない展開の速さ！満足感の残る読後感です。
また、音楽が秀逸で、映画を盛り上げていました。
軽いコメディが、こんなにもドキドキするなんて！
ハエになったジャニも、すごく応援できる可愛さなので、ぜひアマプラで配信中にご覧ください！
マッキー（Amazonプライムビデオ）
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