MOHOシネマズ「アマデウス」

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どんなおはなし?

モーツァルトの才能に惚れ込み、その才能への嫉妬の業火に呑まれた、宮廷作曲家サリエリの目線からモーツァルトの生涯を描きます。

天才モーツァルトの人物像が意外

この映画を見て、モーツァルトの印象がガラリと変わった方、多いと思います笑

映画の中でのモーツァルトは好色で金遣いが荒く、暴飲暴食するだらしない若者なのです。ただ、その天賦の才能は凄まじく、サリエリ曰く「神がそこに居るかのような音楽」を生み出す天才なのです。

ある音楽会。

サリエリはいま巷で話題のモーツァルトとやらの音楽を、どんなもんじゃいという感じで聴きにきます。

会場では、品位のないバカップルが騒いでいます。

侮蔑の表情を見せるサリエリ。

そこで美しい音楽が鳴り響きます。

その時、

「あ、これオレの曲!勝手に演奏してるやん!」

とそのバカップルの男が言うではありませんか!!

その男は済ました顔で、オーケストラの前に立ち、指揮をはじめます。

あんな男がまさか!

サリエリは失望しますが、その楽譜に書かれた音符を辿ると、そこに神の旋律が現れ、サリエリは恍惚の表情を見せます。

なぜ!

なぜこんな下衆な男に神は才能を与えたのか!

ここから、サリエリの苦悩が始まります。

名曲の使い所が絶妙

まず、先ほどのサリエリが神を感じた曲が「管楽器のためのセレナード」。サリエリが、「ここでこの楽器がこの旋律を・・・」という具合に説明してくれ、一緒に神を感じることができます。

また全編を通して使われる「交響曲 第25番」かっこ良すぎますよね。この映画のための曲なんじゃないかと思ってます。

またオペラ曲も「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」など、うまいことサビを演奏してくれるので、あこの曲知ってる!と楽しめるんです。

もちろん、忘れてはいけない「レクイエム」。

映画ではまるで、モーツァルトが自分自身へのレクイエムのように、身を削りながらこの曲を書き上げていくシーンは鬼気迫るものを感じました。

凡人と天才

サリエリは神に忠誠を誓い、貞節と引き換えに神を賛美できる音楽の才能を欲しますが、その神様は、下衆なモーツァルトを愛します。

天才には生み出す苦労がないためか、スラスラ音楽が出来て、サリエリの作品も勝手に編曲してしまう空気の読めなさ・・・。

結局、宮廷に残り重宝されたのはサリエリですが、後世に名を残したのはモーツァルトでした。

天才と凡人、どちらが生きやすいのでしょう。

こーゆう映画を見るたびに考えてしまいますね。

ちなみに、監督のミロス・フォアマンは「カッコーの巣の上で」の名監督。

モーツァルト役のトム・ハルスと、サリエリ役のF・マーリー・エイブラハムも素晴らしい演技なのでぜひぜひ見ていただきたい作品です。

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